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20日目ニューヨーク→東京 2008/03/20

Posted by yuichirofuji in 世界一周.
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3/20-21 New York – Tokyo

いよいよこの旅の最後の一夜が終わってしまいました。
夜はとくに色々考えることなくすぐに眠りに就いてしまったのですが、
朝になってみると「あぁこれでこの旅はおしまいなんだな」という感覚が僕を寂しくさせました。

朝の八時頃に起き、荷物をまとめ、九時過ぎに出発。


二泊三日の間、ニューヨークで面白いものを沢山見せてくれた友人と空港へ向かいます。


玄関先までで良いよと言いながら、結局空港まで付いて来てくれました。


空港から市街地まで向かうのは比較的簡単なものの、
市街地から空港までの電車はとても複雑で、きっと彼が付いて来てくれなかったらもっと悪戦苦闘して遅れていたと思います。

最初から最後まで完全に頼りまくったまま、空港に到着。

搭乗チェックインの際、荷物がナップザックひとつだけの僕に対して
「(そんな荷物で)これからどこへ行くんだい?マンハッタンかい?」
東京行きのチケットを提示しているのに、そういって空港の職員さんにからかわれたりしました。

これまで訪ねて来た国がチケットに書かれているので、それを見ながら
「素敵な旅だったんだね」とも言ってもらいました。

本当に、ほんとうに素敵な旅でした。

それぞれの地域の滞在期間はあまりにも短いものでした。
けれど、これだけの期間で10以上もの都市や街に訪れることができたということ、
そしてそこで思う存分写真を撮ることができたこと、
慣れない街にオドオドしながらも現地の方に何度も助けてもらったことなど、
毎日怒濤のごとく押寄せる数々の出来事が、頭の中で思い出されます。

「何を学んだか」といった大それたことは、結局最後まで分からないままです。
でも、自分で組み立てたハードスケジュールな旅を、自分の力だけで一日一日こなしていったことに大きな達成感を感じています。

友人は、僕の荷物検査が終わるまで見守っていてくれました。
遠くで手を振る友人を見ながら、「本当にこれで旅はおしまいなんだな」と切ない気持ちで一杯になる僕。

そんなセンチメンタルな僕の目の前に、iPodの自動販売機。


前日のAppeStoreでも散々迷ったのに、こんなところで再度お目にかかってしまうとは。
今の1ドル=98円という円高で計算すると、アメリカでiPodを買うと日本で買うより2割ほど安くなります。
しかも空港内では免税のため更に20ドル引き。
ここで僕の物欲を抑制していた箍が外れてしまいました。
あちゃー。

そうして無事に飛行機に搭乗し、東京へ。

14時間も飛行機に乗り続けるのはなかなか大変でした。
PCに写真を取り込んで、今まで撮った写真を眺めてみたり、
日本の古い映画を見て、日本の独特な文化の美しさを再認識したり。


成田空港に到着。
日付変更線を越えた為に日時は21日金曜日15時過ぎ。

最後、飛行機を降りる時に隣に座っていた方に話しかけられました。
「ちょっと写真を覗いちゃったんだけれど、とっても素敵ね!」
20年ほど前からニューヨークに住んでいる日本人の方でした。
「普段見慣れている地下鉄の風景が、あなたの写真で見るととても素敵に見える。」
というようなことを仰っていただけました。
なんだか嬉しかったです。


僕も、東京の町並みを見慣れているが為に、そこに日本らしい面白さ美しさをなかなか感じることができません。


でも今回の旅を通して、その日本らしさをもっと見つけていきたいと思うようになりました。


世界から見ると、きっと日本という国は本当に独特な国なんだろうと思います。


いままで、東京に上京してきた人達を見て「故郷があるっていいなぁ」と思っていました。
東京で生まれ育った僕には故郷がないと感じていたわけです。


でも世界の色々な街を眺めてきたこの旅を経て、あらためて東京という街を見つめると、「なるほど自分はここの空気を吸って育ってきたのだなぁ」とやけに納得してしまいました。


そんな目で帰路を見つめながら、三週間ぶりの我が家に到着。

こんなにも勝手気侭な旅へ出させてくれた親は、まるで自分達も旅に出ていたかのように僕の旅の一つひとつの出来事や経験を喜んでいてくれました。
本当にありがとうございます。


そして、雨や風に揉まれながら、ときに道ばたのウンチを踏んだり、砂漠の砂にまみれたり、果てしなく長い距離を歩いたり、アイスホテルで凍りそうになったり、いつもいつも僕の足を守っていてくれた靴ありがとう。


そして旅の道具をしっかり守り抜いてくれたバッグもありがとう。

これからはこの旅で感じたことを、大切に自分の中に浸透させて、
周りの人々へ還元していく番なのだと思います。

まだまだ溢れ出てくる感動をこぼさぬように、ゆっくりと就寝致しました。

おやすみ、東京。