沸騰都市に輝く人々の瞳 2008/06/23
Posted by yuichirofuji in 想念.1 comment so far

NHKスペシャル「沸騰都市 ダッカ“奇跡”を呼ぶ融資」を観ました。
初回のドバイ、二回目のロンドンは先月放映され、どちらも経済発展の光と影をうまく描いているドキュメンタリーだったので今回の放映を待ち遠しく思っていました。
バングラデシュは、貧困層の劇的な所得向上により年間5%を越える経済成長を遂げています。
貧困層自体、10年間で10%以上減少しているとのこと。
そんなバングラデシュの経済成長を促しているのは、バングラデシュ政府でなく、BRAC(ブラック)というNGO団体なのです。
このBRACが運営する銀行BRAC BANK(ブラック銀行←凄い名前)が、貧困層や中間層へ無担保融資を積極的に行っています。
バングラデシュの人件費は中国の1/4。
格段の人件費の安さで、繊維産業の生産が中国の一部からバングラデシュへシフトしています。
中国から北米へのアパレル製品輸出急増に対する輸入制限の影響も相まり、その速度は加速し続けているようです。
詳細は「中国からのシフトが進むバングラデシュの工場 2006/10/17(火) 10:17:42 [中国情報局]」
そんな状況に着目した男性が、ブラック銀行からの融資を受け、独立して繊維工場をダッカに開業する映像が出てきました。
もともと農村部からの出稼ぎ労働者であった彼は、電力不足や売上金の徴収遅延などで頭を悩ませながらも、お金を返済しにきたブラック銀行の前で「今に見ていて下さい。見違えるほど大きな工場にしてみせますよ」というように明るい笑顔で語っていました。
実際に、18人しか居なかった従業員が数ヶ月後には100人を越えている映像も流されていました。
番組を見ていて一番心に残ったのが、人々の目の輝きでした。
繊維工場の男性だけでなく、そこで働く従業員やその他スラムで雑貨店を営む女性などみんな目が輝いていました。
学校に届いたパソコンの前でスキーについて語る子ども達の目はとくに印象的です。
そして同時に、ドバイへ訪れた時に感じた出稼ぎインド人達の目の輝きも思い出すのです。
アブラと呼ばれるボートに揺られながら仕事現場へ向かう人達の力強い目は忘れられません。
これだけの効果を生み出したBRACというNGO団体はどんな団体なのか。
大学でNPOについてすこし学んだにも関わらず、外国のこれだけ巨大なNGO団体の存在も知らないのは恥ずかしいので、もうすこし調べてお勉強してみようと思います。



