“iCon” 孤独で切り拓く時代? 2010/04/01
Posted by yuichirofuji in 想念, 本.trackback
ついに今週末、米国でiPadが発売されます。
「電子書籍」というキーワードが色々な場所で賑わっていますが、そんな言葉に踊らされて最近急に本を読むようになりました。
だってせっかく活字メディアに変革が訪れようとしているのに、その変革を味わえないなんてもったいないじゃん?
それにしても世の中にはびっくりするほど沢山の本が溢れているんですね。
最近よく本屋さんに行くようになったのですが、毎週毎週新しい本が次々と積まれていく。
そして一冊読むと、そこから派生する分野の本をもう一冊、というようにどんどん次の本を読みたくなる。
こんな魅力があるとは、全く知りませんでした。
(いまさらですみません)
いまは人の伝記が好きです。
先日のブログに写真だけ掲載した忌野清志郎の本や、ボブ・ディランの元恋人が書いた本など。
移りゆく時代の中で人がどういう思いを抱いてきたのか、ということを間近で感じられるような感覚がとても楽しいのです。
いまやiPod・iPhone・iPadといった製品により、パソコンと人の関わり方を変革するだけでなく、音楽業界・映画業界・出版業界などあらゆるメディアをインターネットが普及した現代に適応させ、進むべき道を提示しているApple。
そのAppleを率いるSteveJobsの半生は、なんともドラマチックで非凡で、読んでいて全く飽きませんでした。また、仕事を通した自らのビジョンに対する意志の強さにはとても共感することが多かったです。
でもビジネス的なところより、僕の印象に強く残ったのは
時折垣間見せる心の弱さでした。
「僕はふつうの人間なんだ。みんな、どうしてわかってくれないんだろう」
自分が立ち上げたAppleという会社からSteve自身が追い出される直前、エプソンとの交渉で来日していた際に電車の中で漏らした言葉だそうです。
自分のプロジェクトが不振に陥り、同僚との関係も悪くなる一方、プライベートもなかなかうまくいかず。
もともと養子として育ったSteveは、自分の本当の親を知らず「自分とは何者なのか」という自問を繰り返す末に、禅宗に傾倒してインドへ放浪の旅をしていたこともあるそうです。
歴史に名を刻むような人物は、明確な意志と追従を許さない行動力がある一方で、とても繊細な部分も持ち合わせていることが多いような気がします。
そういう陰の部分にこそ、僕はとてつもないエネルギーを感じるのです。
孤独に陥っている人にこそ、それをバネにして人一倍飛躍する可能性があると思うのです。
スティーブとは、信念と猪突猛進も人である。
だからこそ、慎重な人ならさけることをしてはひどい目にあうのだが、同時に、信念と猪突猛進の人だからこそ、慎重な人がみんないなくなったあとも、ひとりのこって時代を切り拓くことができるのだ。
時代を切り拓くってのは、ある意味孤独との闘いなんだな。
先日行われてたSoftbank孫正義の講演も、「時代を切り拓く」ということに対してとても思いが込められたスピーチで心が震えた。
http://kokumaijp.blog70.fc2.com/blog-entry-40.html




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