なんてことない夢のおはなし 2011/06/09
Posted by yuichirofuji in 想念.trackback
ゲームセンターで遊んでいるだけだった。
目の前には大きな画面。
暗い洞窟で、どこからいつ飛び出るかも分からない敵に怯えながら、先に進んでいく。
ゲームが苦手なボクに、こんなゲームが出来るわけが無いのだ。
狭く閉じられたゲームボックスの中で遊ぶのが怖くてたまらなく、
ボクはボックスから出た。
ボックスの外からゲームの画面を見ると、
なんてことはない
さっきあんな怖かった世界が、
ひとつの画面のなかで作り出されているだけなのである。
「なーんだ、やっぱりなー。なーんだ。なーんだ。」
ボクの体は宙を浮かび、ゆっくりと、鯨が泳ぐように空中を漂った。
ゲームセンターにいたはずなのだが、
漂っているうちに誰かの家の中に迷い込んだようだった。
これは夢だ、と気づきながら、ゆっくりと夢の世界を漂う。
家の中を漂っていると、螺旋状で木の板で作られた階段が目の前に現れる。
家族が右から登ってきたので、なぜか慌てて階段の板の下につかまり隠れようとする。
階段の板につかまると、まるでダリの絵のように
木の板がボクの体重でビローンと伸びて垂れた。
慌てて板を掴むのを止め、
空中を漂いながらこっそり家族の顔を覗く。
お父さんの顔は、はじめのっぺらぼうだった。
のっぺらぼうであることは、ボクも分かっていた。
「そうそう、こんな眼をしていて、こんな鼻で、こんな口だ」
そんな事を思い描くと、のっぺらぼうのお父さんの顔に
いつもの顔が浮き上がってくる。
木の螺旋の階段を、
お父さんの後ろに、お母さんとお姉ちゃんがついてくる。
みんなボクと言葉を交わさないし、
ボクがここにいることに気づいていない。
ボクがここで空中に漂っていることに気づいていない。
みんなを追いかけて外に出ても、
みんなは下を見ながら、涙を流すばかりなのだ。
待ってほしくても、どんどん家族はゲートの方へ歩いて行ってしまう。
ゲートの前で堪らず、
お父さんの肩を掴んで、引き返そうとすると
お父さんは泣きそうな顔をして
「ありがとう。もういいんだよ。大丈夫。」
と優しい顔を取り戻そうとして、笑顔を作った。
「大丈夫。もういいよ。そう、あの饅頭おいしかった。」
そういうと、本当の笑顔が現れて、ボクはホッとした。
ホッとしたら、ボクにも笑顔が戻った。
二人に笑顔が戻ったら、
いまだ、というタイミングでお父さんは
背を向けて帰っていってしまう。
なにを言っても喚いても、ボクの声は誰にも届かず。
その場所から、家族が帰っていく世界に
ボクだけは漂っていくことが出来ない。
涙が止まらないまま、
鯨が大きな海を潜り抜けるように振り返って、
ボクは今きた道へ引き返していった。
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という、なんとも意味不明な夢を見ました。
この30分程度の間に。
なんか久々に夢を鮮明に覚えていたので、
嬉しくて書き連ねてしまいました。
でも、なんか、これ病んでるみたいだよなぁ。
ヒトの脳みそって不思議でござんす。




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