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8日目カターニア 2008/03/08

Posted by yuichirofuji in 世界一周.
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3月8日 Catania


日記を書くのが翌日に持ち越され気味になっていますが、
今日はカターニアの空港から日記を書いています。
またこれから次の目的地へ出発です。

それでは8日目の日記を。
カターニアを10時半に出発予定だったので、空港のあるカターニアに一泊しました。

ラグーサからカターニアへ。
土日はバスが運行していないと本で読んだので、電車でラグーサ→シラクーサ→カターニアという経路で向かおうと思っていました。

ラグーサの駅へ向かいます。


これが駅!?と疑いたくなるほど可愛らしい駅。
バーと駅の受付が合体してます。

本当にここでチケットを買うのか疑問に思いながらバーの中へ。

「ヴォレイ アンダーレ ア カターニア」
ようやくイタリア語で行きたい場所を伝えられるようになりました。
でも「ノー ノー」といわれる。

どうやら電車は全然来ない様子。
じゃぁどうやって行けるのか?
あとは英語で聞いてみるも伝わらず。
言葉が通じない&分からないのは大変です。

しばらく悪戦苦闘していると、おじさん登場。
「カターニアに行きたいのかい?(イタリア語)(イタリア語)」
わからない。どうやら行き方を教えてくれているみたいなのだけれど、わからない。
「わからないーーー!」という顔をしていると、外へ手招き。

「~~まで連れて行ってあげるから車に乗って!」
なんと車でそのカターニアへ行くための場所まで送ってくださいました。
また優しくしてもらってしまった。ありがたやありがたや。

するとバスステーションに到着。
なんだバスの話をしていたんだ!なんで聞き取れなかったんだろう。。?
でも休日も運行してるのだろうか?
「サーバト(土曜)ノー ブス(バス)?」
ちょー片言で本を見ながら質問。
「大丈夫大丈夫」といった手振りで僕をバス停へ促す。

バス停の時刻表を見ながら、近くにいた人へまた質問。
「ヴォレイ アンダーレ ア カターニア」
今日一日で、何回「ヴォレイ アンダーレ ア ~」と言ったことか。
「これが時刻表ですよね?」相変わらずあとは英語。


僕は間違って平日のとこを見ていたみたいで、その下にしっかり「SABATO(土曜)」と書いてありました。
「こっちだよ。」
なるほど、13時にバスが来る!
9時から13時までとバス到着時間の間隔はものすごい大きいけど、今は12時。
よかった。良いタイミング。

お腹が空いたので、お昼ご飯を探しにもう一度街へ戻る。


おいしそうな食べ物(名前はわからない)を購入。
なかにトマトとチーズが入っています。

のども乾いた。
飲み物ないかな~と「TABACCHI」(タバコ屋さんでコンビニみたいな役目を果たしている)やガソリンスタンドへ行っても「ないよ~」。
昨日からそうなんだけれど、この街には飲み物売っている店が全然ない!
昨日もコカコーラとミネラルウォーターを探してかなり歩きました。
あったとしてもお菓子と一緒に棚にぽつんと置いてあるだけ。
冷えてない。

この時は結局見つけられずに、写真の食べ物をむしゃむしゃ食べてお昼を済ませました。


バス停へ戻り、チケット購入。
溜まった小銭を整理するために、沢山の小銭をじゃらりと出しました。

バスに乗ること?時間。
寝ちゃったため、どのくらいかかったか分かりません。
とにかく無事にカターニアへ到着。

シチリア島の中で二番目に人口が多く、経済活動が盛んな街らしい。
でも逆にちょっと危ない雰囲気。


お花屋さんがあちらこちらにあります。
浮浪者が多く、近寄らないように道をそれたり戻ったり。
たまに話しかけられますが、無視。


公衆電話は国によって違っていて、見比べると結構面白い。

本の地図には載っていない場所でバスから下車したために、自分がどこへいるのか全く分からず。
カンで歩いてみるものの、この街にはラグーサ同様、ろくにストリート標識や地図がない。
迷った!と見切りをつけて、今度は道ばたの本屋さんに
「ヴォレイ アンダーレ ア (ホテルの住所)」。
「あ~こりゃ結構遠いから、またバス停に戻ってバスのインフォメーションで聞いた方が良いよ」

今来た道を戻り、中央駅のバス停へ。
「ヴォレイ ~」またこの台詞。
本当に多用しまくりです。
色々説明してくれて、チケットも売ってくれたものの、乗るべきバスの番号しか理解できず。

今度はそのバスの乗客へ「ヴォレイ~」。
バスが目的地付近へ行くことだけ分かり、どこで下りるべきかはその人も分からない様子。

ようやく運転手が来たのでまたまた「ヴォレイ~」。
「OK!」といってバスは出発。
ちゃんと近くで降ろしてくれるとのこと。
よかったよかった。

相変わらず治安が悪そうです。
乗ってきたおばちゃんがペンを貸してくれと言ってくる。
ズボンに挟んでいたので、それを貸す。
マリア様の絵が描かれた紙に何かを書いて、ペンを返してきました。
するとマリア様の絵を僕に見せながらお金をくれというような手振りをする。
ものすごい大きな声で何か言われているのだけれど、理解できず。
とりあえず無視するしかありませんでした。

目的地が近づくと、バスの運転手さんが
「もう一度ホテルの住所が書いてある紙を見せて。」
というので、紙を渡す。

ホテルの側へ着いたようで、丁寧にそこからホテルまでの道も教えてくださいました。
そして「カメラはバッグに閉まっておいた方が良いよ」と言いながら僕にウィンク。
やっぱりちょっと危ないんだね。ありがとう運転手さん!

そしてカメラだけでなく、大事なカードやお金を隠しバッグの中へしまって下車。
結局下りてからも、一本道を間違えたりして雑貨屋さんのおじさんに道を聞いたという始末。
このおじさんは日本へ行ったことがあるらしく、東京の話をしてくれましたがまたまたイタリア語炸裂で理解できませんでした。

イタリア語を勉強していれば、もうちょっとくらいコミュニケーションをとれるのになぁ、と少し後悔。

さてホテルにようやく到着して荷物を置いたら、一晩しかいないカターニアの街を散歩!
ホテルの人に「ここら辺は夜の治安が悪いですか?」と聞くと、
地図を取り出して市街地までの安全な道のりを説明してくれました。

その道をたどって街へ出ると!


おー!かなり多くの人々でにぎわっていました。
さっき歩いていた裏路地とは違い幾分安全な様子。


子供、カップル、お年寄りまで色んな年代の人で大賑わい。

街にある大聖堂にも入ってみました。


うちの車スマートのフォーフォーもこの街ではよく見かけます。


日も暮れ始めても、街はどんどん賑わういっぽう。


アコーディオンの演奏をしている人もいます。


かなりうろうろと歩き尽くして、満足。


ホテルへ帰り、そのまま就寝しました。
明日、また出発であります!

毎日、出発したり到着したり。
街に慣れて、色々なものが見えてくるには数日間必要なんだと思うのですが、
この世界各地つまみ食い式旅行も、また違う格別の味であります。